2006-10-28「10月末に避暑地に行く男スパイダーマン!」

●えーと日記タイトルは東映版スパイダーマンな感じでよろしくお願いします(笑)今日は、ビスコンティの名作「ベニスに死す」の舞台となったリド島へ行く事に。ここで大活躍なのが、先日購入した「ヴェネツィア36時間フリー切符」。なんと、ヴァポレットと、バスが全て乗り放題。リド島に渡るのだってオッケーです。メストレからのバス、ヴァポレットと乗りまくってるので充分に元はとれちゃってます。それにしても、ずいぶん小さなヴァポレット・・・。本島周辺をまわってる各駅停車の奴と同じタイプなんですけど、大丈夫?

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●案の定、かなりの揺れですが、今日は天気もよくて最高のクルージング。移動時間1時間は、甲板に出たまま沖から見るヴェネツィアと、気持ちのいい海風を堪能しました。リド島はヴェネツィア本島と違って、さすがのリゾート地。道幅も広く、バスや車もあるため、ヴェネツィアとは一線を画した街です。シーズンオフなので人も少なくて散歩もいい感じ。船着き場から歩く事15分でアドリア海です。

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●砂浜は黒々として、そんなに綺麗じゃないんですが観光客の姿もちらほら。海に入っちゃってる強者もいました。映画に出て来る、ビーチの「着替え小屋」も発見。

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●基本的には、地元住民とリッチな客(国際映画祭でやってくる)の街なんでしょうね。とても呑気で、綺麗な街でした。ヴェネツィアの人ごみに疲れた時には、すごく良いかも?

●再び、本島へ。後は予定がないので得意のアドリブで!しかし、この街は運河と橋、小道が網の目の様になっていて、目的を決めて歩いたら絶対迷いますね。オレはあてもないんで全然平気でしたけど。昨日行かなかった地域をぶらぶら歩いてると、かわいい教会を発見。しかし、この街は面積に対して教会の数が多すぎます。ところが、最初に入った教会には祭壇がなくてびっくり。実は、ここ教会ではなく「信者会」の集会所でした。(後からネットで調べて知りました)

●その昔、この地域の貴族やお金持ち(商人)が、信仰の思いを形にしようと作った集団が「信者会」というんだそうです。集会所とはいえ、もう絢爛豪華。天井、壁、全てが豪華な装飾とフレスコ画でうめつくされています。しかも、絵を見る限り、どれもかなりの力作ぞろいでした。ヴェネツィアは信仰する事をモチベーションにして繁栄し、その結果をまた神のおかげと感謝して、さらに信仰しちゃう。という無限連鎖から栄えた街だと言う事が、今日も確認できました。(残念ながら、現代の国際社会ではそれも頭打ちですが)

●夕飯は三日連続になるメストレのトラットリア「ガリバルディ」。ここのお客や店員さんたち、さらにはホテルのお兄ちゃんとの会話でインチキ、イタリアン会話が少しだけ出来るようになりました。食べ物の値段も、ヴェネツィア、リド島と比べて約60%で食べられる事が判明。(まあ、味は格段に良いというわけではないんですが)。お客のつれて来たわんちゃんも、すげえ大人しくて良い子ばかりでした。と、いうわけで写真は暮れ行くメストレの街。

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●たまたまかもしれませんが、知り合った人たちが皆、暖かくて、親切で、良い街です。明日でお別れなのが実に名残りおしい気がしました。オレ、都会大好きなのに、こういう気持ちに陥るのって、ミラノで都会疲れしてるからなのでしょうか?

●そんなメストレのスーパーで見つけた、今日の戦利品はコレ!!

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●ヨーロッパでは、ボルビックの「オレンジフレーバー」「ストロベリーフレーバー」なんかをやたらに飲んでたのですが、ここに来て「コーラーフレーバー」のミネラルウォーターを発見!(もはやミネラルウォーターと言って良いのかどうか)味は、コーラ味のキャンディーを溶かしたみたいな(笑)いや、オレは嫌いじゃないんですけど・・・ミネラルウォーターの仲間としては大失敗の逸品です。

●お天気も良く、ほどよくヴェネツィア巡りも堪能し、なかなか充実したヴェネツィア二日目。さあ、明日はいよいよさらなる人ごみの街、ローマへ向かいます。

2006-10-29「ローマへの道」

●今日もいいお天気。最高の出発日和です。ちなみに宿泊していたホテルは館内禁煙なもので、タバコは玄関先で吸うのですが、灰皿はこのとおり(笑)半分はオレのかもしんないけど。

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●午前中、世話になったレセプションのにーちゃん(すぐにウインクする)と、ガンダムの話なんかをしながらお別れ。写真を撮らせてくれというと「ブログに載せたりするからダメ」とのお返事。なんで知ってんだ(笑)。今や世界的にデジカメ=ブログなんですね。

●こちらはメストレのシンボル。街中にいくつも立ってましたが、可愛かったので記念掲載。

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●街のシンボルのわりには、デザインユルユルですよねー。

●さて、ユーロスターに5時間ゆられてローマに移動。車内ではカリフォルニアから来たという、ビデオカメラまわしっぱなしの夫婦(50歳くらい?)と、ウズベキスタンから新婚旅行に来た夫婦と、5人でいろんな話をしながらの旅路。おかげで退屈しなくて済みました。ちなみに今日のユーロスターは超満員。

●ローマに到着した時には、旅仲間全員へとへと。さすがに5時間は疲れます。ローマのテルミニ駅はミラノに負けないくらいの混雑ぶりで、こりゃあ油断したら本当にスリやひったくりに合いそうです。そそくさと混雑を抜け出してタクシー乗り場へ着きましたが、道路は大混雑。見渡す限りの路上駐車が、交通麻痺の原因である事は明らかです。15分後にやっとタクシーに乗車できました。

●ホテルは中心部から離れてますが、値段のわりにはきっちり四つ星ホテル。すんげえ綺麗でびっくりしました。これ、ヘルシンキのホテル以来の綺麗さです。

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●ダブルベッドのシングルユースで部屋は広々。有線だけどLAN無料。素直に嬉しい!!今夜は気持ちよく寝れそうです。

●夕飯はホテルの紹介で、近所のレストランへ。大都会ローマのレストランのお手並み拝見!ってとこです。値段を見る限り、メストレ<ローマ<ミラノって感じ。注文したのは、ブルスケッタ、スパゲッティカルボナーラ、そして牛肉とポルチーニ茸のソテー。で、お味は・・・二重丸!

●ブルスケッタは、オリーブオイルがいいせいか、香りも良くてすげえスパイシー。カルボナーラは、固めの湯で具合がなかなかイタリアン。味付けも、メストレのレストランよりしっかりしていて好みです。で、ポルチーニ。まず、キノコそのものの個体がデカい。で、甘みがある。値段はともあれ、完全勝利です。日本で、こんだけのイタ飯食うと、お金2倍はとられそう。とはいえ、長期旅行のオレには充分贅沢でした。毎日こんな物ばかりは食っていられないのです。

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●ま、宿よし。飯よし。で、ローマの出だしはかなり快調。さ、明日は観光客しちゃうよー。

2006-10-30「ローマの平日」

●今日は早起きして観光。今更ですが、昨日からサマータイムが終わってるので時計を1時間戻してます。要するに日本との時差が、さらに1時間開いたという事なんですよね。なんか、寂しいなあ。昨日の混雑ぶりとちがって、さすが平日の昼間。テルミニ駅は落ち着いてる感じです(それでも切符売り場はイタリアの他の都市に負けず長蛇の列ですが)。改めて見ると、ちょっとした空港みたいにデカいです。

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●さらに他のヨーロッパの駅と違うのは駅ビルが近代的で、地下にもそれなりのショッピングモールがあるところ。イメージでいうと新宿駅って感じでしょうか?

●事前に調査したところによると「観光地だけを結んで運行する110バス」というのが、乗り降り自由で1日乗り放題!しかも車内は数カ国語のオーディオガイド付き!!と聞いていたんで、早速その切符を購入。しかし、現実は甘くないです。便利で安いなら、ダレだって利用したい!というわけで、この長蛇の列。

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●バスは複数台運行してるのですが、定員制なのでなかなか乗れません。乗り込むまでになんと1時間。時間のない観光客の皆様は、あきらめて途中脱落して抜けてゆきます。こんなんだったら、普通の一日券買って、通常バスでも良かったかなあ(ノД`)。そんな待ち時間で気づいた、ローマの市バスのカラーリング。横から見ると、薄い緑と、濃い緑のツートンで、何かに似てるなーと思ったら「ボリノークサマーン」でした。

●さらに、後ろから見ると・・・

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●オレにはヤクトミラージュに見えたよ!!!

●110バスは、乗り込んでみれば快適。二階建てのオープンバスなので涼しくて気持ちいいし、日本語ガイドも付いてる!この調子じゃ一旦降りたら、途中の停留所で乗り込むのが無理なんじゃないか?と思い、結局ローマ市内を一周乗りっぱなし。とりあえず、バスの車内から見れる観光スポットは網羅できました。

●しかし、ローマって観光地の王様ですね。市内のいたるところに聞いた事ある名所があります。パンテオン、コロッセオ、スペイン階段、バチカン、トレビの泉、真実の口・・・etc。日光も顔負けです。体感してすげえなあと思ったのは、ギリシャ時代の遺跡が、生活圏の中に紛れ込んでるという光景。コロッセオも、市民にとっては見慣れた日常なのです。

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●他にも、街中に名も知れない遺跡がぽつぽつ残ってます。なんか、すげえ。

●あと、イタリアに来たものの、イタ車を見ないなーと思っていた(実際ルノー、プジョーのフランス車が多くて次がVWか日本車か?って感じだった)んですが、ローマに来たら、フィアットが俄然多くなりました。しかも結構チンクエチェントも走ってる。

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●音もバタバタ言って可愛いです。右隣に見切れてる車と比べて、いかに小さいかわかります?違法駐車の嵐のローマでは小さい車は有利なんですね。smartも結構よく見ます。

●さらに、そんな道路事情を考慮してか、セグウェイ(ジンジャー?)がローマ警察に実戦配備(笑)されてました。

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●公道を走るセグウェイ、はじめて見た。坂も多く、車道は渋滞で動かない。と、いうわけでセグウェイなんでしょうか。道交法上、何になるんんだろう?歩道を結構、スピード出して走ってたし。心無しか警官も楽しそうでした。

●ラストは、駅の構内のおもちゃ屋さんで見た人形。ぬいぐるみ式の着せ替えドールのシリーズで、主役は金髪の女の子なんですが、こいつはその友達のたぶんチャイニーズ。

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●満面の笑みと、手にしたクマの人形が可愛いです。イタリアのおもちゃは全体にケバケバシクて、どうも好きになれないんですが、これは意外と良いシリーズでした。

●夕飯は「スパー」(イタリアにもあったよ)で生ハム&バナナ(得意のコンビ)。それからブルスケッタとニンニク入りチーズを買ってホテルで質素に。わびしいけど、たまには節約も大事なのじゃよ。

2006-10-31「観光したけど、その他の事」

●今日は朝から全て徒歩でローマめぐり。写真はガイドブックなんかで見るのと、そう変わらないのでのせませんが、重要ポイントはかなり押さえました。「スペイン階段」では詐欺まがいのミサンガ売りを無視したところ「ビンボー」と言われるし(笑)。「トレヴィの泉」は想像以上にデカくて(ちょっとした子供用プールくらいあるんだもん)びっくりしたし。パンテオンはローマ時代の神殿のはずが、中に入ったらしっかりキリスト教の祭壇が飾られてるし(色々あったんですね、長い歴史の中で)、コロッセオでは「ドラゴンへの道」でアタマの中が一杯になるし(そういう人、多いですよね?)。いやー、歩いた、歩いた。でも、ローマはこれだけの名所を歩いてまわれるほどの規模なのです。すごい密集度。

●昨日の感想同様ですが、古代遺跡と町並みの融合っぷりがローマの醍醐味。ローマの遺跡を利用してい家も建てちゃってるし(笑)

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●現代でこそ、きちんと保存しよう!って風潮になってるわけですが、やっぱり住んでる市民にとっては、そんな古いもの壊してでも新しい家が欲しいし、なんなら利用しちゃってもいいかな?というのが昔の人たちの本音だったのでしょうね。今のローマ市民は、どんな思いなのでしょうか?観光名所としてちやほやされてるとはいえ、市街地のいたるところに遺跡ですからねえ。

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●正直、うっとうしくなってないのかなあ?それなりの貴重な遺跡ですが、見た感じ、ほったらかしにしてるし。

●街歩きの途中で、昼食はテイクアウトのピザ。

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●グラムで量り売りしてくれる庶民の見方のお店ですが、これが意外に美味かった。いわゆるチーズのうまさとトマトの甘みを前面に押し出した本格派ピザとは違いますが、具だくさんで、ピザチェーンの最上級バージョンって感じ。レストランで食べる「すましたピザ」も品があっておいしいけど、ジャンクなピザは別の意味でいいですね。

●このピザ屋さんでもそうだったのですが、ミラノでも、ヴェネツィアでも、ローマでもイタリアの飲食店はたいがいコレが置いてあります。

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●「サムライ」!爪楊枝は、このメーカーがほぼ独占ブランドのようです。イタリアのレストランで「サムライくれ」と言えば「爪楊枝」持って来てくれます。

●えーと、こちらはローマで見かけたコスプレさん。

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●と、いうか観光客目当てのグラディエーターたちです。一緒に写真を撮ってギャラをもらうという、観光地特有の商売(隣で見てたら一人につき1ユーロだった)。ごめんなさい、金も払わず、リラックスタイムを激写して。ちゃんと、拳闘士だけじゃなく、悪役っぽい為政者がいるのもいいですね。

●コスプレと言えば、街の洋服屋さんでは、こんなディスプレイも見ました。

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●ローマならでは。これ「あなたもこんな服着てみませんか?」という宗教者へのプレゼンテーションなのか(日本でいうと高野山で、坊さん用グッズのお店がけっこうありますよね?)、それとも「こんな立派な物を偉い人に納品するほど信用のある店ですよ」という事なのか・・・まさか、一般人のコスプレ用じゃないと思うんですが。

●ラストは「今日のチンクエチェント」

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●石畳が似合うなあ、こいつは。綺麗にレストアされて(まさかオリジナルではないと思います)、オレンジもソレっぽい色合い。街乗りには、本当楽しそうな車です。

●そうそう、今夜はハロウィーンでした。夕方は駅前でとんがり帽子にマントを羽織った魔女ッ子とか見かけたんですが、ホテルのまわりでは発見できませんでした。と、いうか,今夜は近所で子供たちが爆竹鳴らして遊んでるんですよ。もはや「トリックorトリート」ではなく、問答無用で「トリート」なんでしょうか?可愛い子にお菓子あげたかったなあ。

2006-11-1「ローマの祝日?」

●さあ、今日はバチカン行ったり、ショッピングしたりしちゃうよー!と張り切って街に出たのですが、なんか様子が変です。やたら街角にイタリア国旗が並んでたり・・・。で、バチカン市国に到着。いちおう、自治権を持った国なんですね。入国は全くノーチェックですが(笑)。で、国境(?)の門をくぐってサンピエトロ広場に行くと、ものすごい人。なんだろう?と思ったら、建物の窓からスーパースター登場!

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●偶然にもローマ法王見ちゃった(笑)ラッキー!!しかも、神懸かってるなあと思ったのは、それまで小雨模様だった天気が、法王が出て来たとたん偶然にもサーッと陽が射し始めたんですよ。これにはローマ市民、大興奮!ちょっと、真似しようと思っても出来ない演出(?)。マイクで、演説を始めたんですが、大群衆がそれに呼応して拍手したり、歓声を上げたリ、もう大変な騒ぎ。本物のカリスマです。良い物見ました。で、ここで気付いたんです。あ。今日は祝日?後で知ったのですがハロウィーンの翌日は万聖節といって、カトリックの記念日なんだそうです。

●法王見れたのはいいんですが、おかげで、バチカンの博物館はお休みだわ、ピエトロ寺院はワンフェスの朝みたいな恐ろしい長蛇の列(2時間待ちとの事であきらめました)だわ、観光気分のオレにとってはカウンンターパンチです。何しろ、街を歩いてもベタな土産屋しか開いてない。見学を予定してたサンタマリアマッジョーレ教会も、開いてないよ(泣)。

●やむを得ず、裏道なんかを歩きながら一日中ローマの散歩となりました。アドリブ旅は、こういう事に陥る危険がありますね。そんなわけで、今日は特に特筆すべき事も少ないので、ここ数日でUPしそこねてた可愛いもの特集!

●まずは、バチカンのサンピエトロ広場に来てたかわいい楽団。

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●テルミニ駅で見かけた謎の「可愛い電車」。

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●ベビー用品のお店のショーウインドウで見かけた、赤ちゃんグッズ。特に哺乳瓶がイイ!

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●コロッセオで寝てたネコ。

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●国立博物館で見た、古代ローマのモザイク画。

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●ローマ文明って、裸の上に布巻いてるだけだったり、戦車に乗って戦ったり、なんか原始なイメージなんですが、彫刻や絵画に関しては近代に劣らないレベルの高さがありますね。改めてびっくり。

●最後は、ミラノで購入して以来、リアルタイムで世話になってるアレッシの風呂の栓。

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●日本でこいつの存在を知ったとき、可愛いけど買う必要ないよなあ、と思っていたものですが、ヨーロッパの旅先では「必要なんです!」。バスタブあっても栓がハマらないんで、風呂に入れないんです。今泊まってるホテル、四つ星だけど、こいつが必要なんです。

●明日から二日ばかりナポリへ行ってきます。お約束でスパゲッティナポリタンを探してみようと思ってますよ。