2006-11-2「ナポリ悲喜こもごも」

●先日からナポリでネット接続が出来なかったので、ローマから本日更新。皮肉にも、先日書いた日記の書き出しはこんな感じでした。(以降、先日の記述)

●今日は、朝起きて、近所のインターネットカフェへ。ネット予約したナポリのホテルのバウチャー(予約書類)をプリントアウトするのが目的です。仕事もしないでほっつき歩いているお気楽な旅ですが、衣類の洗濯とか、移動チケットの確保とか、地味に日々やる事多いんですよ(笑)

●出発前は、お荷物になってしまうかと思われたノートPCですが、オレのように日々アドリブで旅するには最高の道具。ガイドブッックを何冊も持ち歩けない長旅で、現地のリサーチ。現地の言語もままならず電話でのホテル予約は難しい。日記の更新。日本の知人とのやりとり。など、メリットは数多いのです。

●午後、予約してあったユーロスターでナポリへ向かう事に。

●ナポリに到着してみたら、南イタリアだってのに風が強くて寒い!!!(夕方だからか?海風があるからか?)それで、予想どおりスゲー賑やか。と、いうか予想を越えた喧噪が待っていました。駅の真ん前は車がごったがえし、クラクション鳴らしまくりの大騒ぎ。路上にはブランドバッッグの偽物が立ち並び、ゴミが舞う(笑)。どこかで味わったかな?この感じ。と思ったら、アムステルダムの滅茶苦茶さにちょっとだけ似ています。ただ、街中がやかましいのはホーチミンばり(笑)。

●ホテルに荷を降ろして、下町方面に出かけました。下町は、明るいうちじゃないと、ちょっと怖くて(笑)

●狭い石畳の道が網の目の様に・・・ってのはローマなんかと同じなんですが、とにかく皆んな、うるさい、うるさい。会話がデカいんですかねえ?ケンカしてるのか、挨拶してるのか、イチャついているのかは不明ですが、町中が「つぼ八」みたいです。建物と建物の間にロープが渡してあって、洗濯物が干してある、なんて光景は、ラピュタとか紅の豚で見たのと同じです。マンガみたいなイタリアが、ナポリなのでした

na10034

●歩いているうちに辺りがどんどん暗くなり始め「そろそろこの辺りを一人歩きはまずいかな?」と思い始めた頃、目についたのは、地元の人が次々と入っては出て来る、小さなピザ屋さん。

na10032

●のぞいてみたら、テイクアウトだけじゃなく、店内でピザも食べられる様子。で、レジ横を見たら写真が・・・。クリントン大統領でした。どうも、この店にはその昔、クリントンがピザを食べに来たらしい。ナポリ初日の夜はスパゲティと決めてたんですが、これを逃す手はないと早速店内へ。

●注文したのは「マルゲリータ・カプリチョーザ」(この店はマルゲリータが売り物らしい)。皿からはみ出るこのデカさで5ユーロとは破格!!こんなに安くて味は大丈夫なの?クリントン?

na10033

●食ってみました。やられました。イタリアに来て、一番美味いピザ!高知は不細工ですが、間違いない美味さです。トマトソースが他の店よりジューシーなのか、モツァレラチーズとどろどろに雑じってスープ状になってるんです。おかげで、中心部は生地のカリカリ感を損なってるんですが、そんな事気にならないくらい、ソースが美味い!!大・満・足!!クリントン、ありがとう。

●猥雑すぎて、女性にはちょっと歩きづらい街だと思いますが、すんごくイタリアっぽいと思いました。もう、周りが物騒な雰囲気になって来たのでとりあえず、初日はこれにて終了。

na10031

●明日は、カプリ島に足をのばすつもりです。

●ホテルのねーちゃんがチェックイン時、ワイヤレスオッケー!とか言ってたのに関わらず、さっぱりサーバが受け付けません。苦情を言ったら「わからない。時間をおいてから再トライ」の一点張り。イタリアのホテルは、どこもこんな調子ですか?

2006-11-3「カプリは波高し」

●今日はネット不接続にめげずに、カプリ島へ。目的は「青の洞窟」を見る事なんですが、何しろリサーチがほとんど出来てないので、またまたアドリブ。人に聞きながら港まで歩く事に。道行きの途中で通りかかった駅前は、朝市が立ち並んですごいにぎわい。

na10041

●昨日はホーチミンみたい、とか書いたんですが、もっとぴったりの街を思い出しました。アメ横!!ナポリはイタリアの上野です。

●約20分歩いて港に到着。チケット売り場でカプリ島行きの切符を購入しました。(で、一体、時間は片道どのくらいかかるんだろう?)

na10043

●こいつが、カプリ島まで行く高速船らしく、値段は片道14ユーロ。いざ乗り込んでみたら、確かに速い!!はるか彼方に見えたカプリ島がぐんぐん近づいて来て、なんと45分で到着しました。船着き場のすぐ横に「青の洞窟ツアー」らしきポスターとモーターボート。これで島を一周しつつ、途中青の洞窟に立ち寄ってくれるわけですね。ところがいざ聞いてみたら「今日は波が高くて青の洞窟は入れないよ」との事。周りを見たら、途方に暮れている観光客だらけな事に気づきました。オレもがっかり。

●あきらめて、カプリ島を歩いて見学する事にしたのですが、とにかく港からすぐに、急傾斜が続く模様。少し歩いただけじゃ、高台にある中心地までたどり着けそうにありません。「おいでおいで」してるタクシーに頼るしか無いのか?と思った時、発見しました!「フニクラーレ」ケーブルカー乗り場!!!おお、これが「フニクリフニクラ」のケーブルカー!!(正確にはカプリのではなく、ナポリのフニクラーレだけども)

●登った先はカプリの中心地。呑気な観光地かと思ったら、高台の上には、PRADAとか、フェラガモのショップがあってびっくり。食べ物屋も観光地値段で、げんなりしましたが、さすが景色は絶景!

na10044

●青の洞窟は見そこねたけど、まあ、来た甲斐あったかな?の島巡りでした。島の名物、レモンを使ったカスタードケーキを載せときます。かなり甘かったけど(笑)

na10045

●あと、島の港で見かけた「海猫」。観光客の食べ残しバゲットをゲットしてご機嫌の様子。この直後、他の海猫にたかられてました(笑)

na10046

●夕飯は、昨日のピザのうまさに惹かれて、ナポリ市内に戻って下町でピッツェリア探し。そしたら、一人旅らしい日本人男子(地球の歩き方を持ってウロウロしてたからすぐわかる)を発見。聞くと、150年間変わらぬピザを焼き続けている老舗ピッツェリアを探してるという。なんという偶然!一緒になって探し当て、二人で入店。なんとこのお店、メニューが「マルゲリータ」と「マリナーラ」しかありません。老舗っぽーい!!

na10047

●今日は、チーズなし、トマトで勝負のマリナーラ(小)を頼みました。右横の「たーちゃん」と比べてもらえばわかると思うのですが、小で、このサイズ。150年の味はというと・・・「やっぱしチーズがないと物足りない」(笑)

●確かにトマトソースのみで美味しく食べられるだけのクオリティの高さはあります。でも、でも、やっぱりチーズがあった方が、素直に「美味い」と言えるんだよなあ。

●これにてナポリ滞在は終了。明日はローマに戻ります。最後に、朝市の横で寝ていた無防備すぎるナポリ犬仲良しコンビ。

na10042

2006-11-4「いつまでもネットがあると思うなよ」

●今日はナポリからローマへの移動日。

●しかし、ネットのありがたみを書いた途端、立て続けに恵まれない状況に。今日はローマに戻ってきましたが、無線LANが出来るというのにつられて選んだホテルなのです。風呂、トイレ、共同の二つ星ホテルで、無線LANという、アンバランスさでしたが・・・案の定、アンバランスでした。

●ホテルのPCは確かに無線LANで繋がってるのですが、外部(客)からアクセスしようとするとパスワードを要求されます。普通なら、ここでレセプションから「・・・・と入れてください」というアドバイスがあるのですが、「わからない」の一点張り。どうやら、ネットの設定は外部業者に任せっきりで、レセプションの人間は全くネットワークに関して無知なのです。結局、どういう事かというと「無線LANで繋がってるホテルのPC(日本語表示も出来ないwin98)を使ってくれて良いよ」というサービス。無線の意味なし(笑)。確かに「無線LANが使えるホテル」だけど・・・。しまいには「部屋にモジュラーあるから、それで繋げ」とか言い出しましたよ。イタリアのプロバイダとなんか契約してねーよ!!

●と、いうわけで今日は昼間は移動時間。写真もないので、ヨーロッパに来てから、ずーっと気になってた事。

●女の人の返事が可愛い!!!ドイツでは、「はい!」とか「ええ」とかいう時に、高い声で「ヤ!」って言います。これが最強!イタリアでは同じような感じで「シ!」って言うんですが、これもなかなか(笑)

●フランスでは、「ほらほら見てなさい」「待ってなさい」(たいがい、食事を盛りつけてくれるときとか、物を調べてくれてるとき)なんかに「ワーーーーッラ」と言いながらやってくれます。お姉さんか、おばさんに多いんですが、これも、なんだかお母さんぽくて可愛らしかった。

●明日はまた日曜日。まさにローマの休日。

2006-11-5「バチカン三昧」

●前回のローマ滞在で果たせなかった「バチカンのサンピエトロ寺院」に再チャレンジ!というわけで、朝7時半にホテルを出発。地下鉄で再度バチカンへ向かいます。地下鉄のドアの注意シールが可愛かった(と、いうか面白かった)ので激写。

ro11061

●はさまれて、それぞれ大変な事になってる(笑)

●8時。バチカンに到着してみると、「おお、この時間で、すでに行列してるよ!」

ro11062

●ただ、ワンフェス的たとえでいうと1日徹夜くらいの、なかなかいいポジション。(ほんの10分後には、ワンフェス朝7時くらいの大行列に!!)画像左手に見えるのは、正午のローマ法王登場を映し出すモニタです。さあ、入場も始まったし、これは快調!

●まずは、クーポラ(建物のドームの上)へ。7ユーロもとられますが、登れる物なら登ってみたい!

ro11063

●エレベータでほぼ天井部分まで登り、まずは内部から間近にドーム内側を観察。なんと、階下の祭壇ではミサがはじまりました。賛美歌が響きわたるミサを天井桟敷から見学。

ro11064

●さすがカトリックの総本山。スケールでかくてカッチョいいです。その後はドーム内部の狭い通路をひたすら階段。

ro11065

●張り紙を読むと330段あるらしいです。登ってみたら、太ももパンパン(泣)運動不足が露呈しますが、欧米のおデブちゃんたちはオレ以上にしんどいらしく、途中で休憩しちゃってました。狭いから邪魔なんだよなあ・・・。もちろん、苦労の甲斐あって、クーポラからの眺めは最高。バチカンどころか、ローマが一望です。

ro11066

●高見の見物の後は、まだミサが行われている一階へ。この寺院内部だけでも、博物館並みに見応えがあります。ミサを横目にぐるりと見学。ミサとは別に横っちょの礼拝堂にお祈りしてる女の子もいました。

ro11067

●比べっこしたらガチの宗教者(オレの彼女とか)に怒られるかもしれないんですが、日本の仏教も、カトリックも(たぶんイスラムも)民衆を集め、癒すための装置として、宗教のトップは「カッコよく、スタイリッシュ」でなくてはならないのだと思います。サンピエトロ寺院もカッコよかったし、高野山だってかなりカッコいいですもんね。とにかくかっこよさは重要なのです。

●ミサの後は、日曜日の恒例。ローマ法王のご挨拶!(前に写真載せたから、今回はなしだけど)子供たちも夢中!

ro11068

●挨拶の内容はほとんどイタリア語なんで分からなかったのですが、途中から「ここからは外国の方のために英語で」とか言い出して、しばらく英語でもスピーチ。さらにはスペイン語らしき言葉も。その度に、広場のそれぞれのお国の人たちから歓声がわき起こります。で、最後にイタリア語に戻って締め。巧いなあ、盛り上げ方が。たぶんここに集まっている人たちは、法王の言葉を噛み締めて、少なくとも今日一日は幸せに過ごせるのでしょう。国を越えて、言語を越えて、幸せを祈らせるパワー。その渦中にいると思ったらオレも、ちょっと感動して涙ぐんじゃいました。\n\n●ただ、祈る事が生み出す残酷な現実だってあるのは認識しなくちゃなりません。この後、相変わらずピザ食ったり、ローマの街中の教会にも言ったのですが割愛。最後に夕飯に食ったローマの名物料理(ローマのお母さんの味らしい)だというサルティンボッカ。

ro11069

●はじめて食ったのですが、子牛肉ソテーの上に生ハムが載せてあって、セージの葉を付け合わせにして食べる料理。旨いんだかなんだか、理解不能(笑)明日はミラノへ戻ります。